秘密集会タントラ梵文および和訳

秘密集会タントラの原典と和訳の２冊セットです。

秘密集会タントラGuhyasamāja tantraは、諸タントラの王と呼ばれます。それほどに完成度が高いため、註釈や後続のタントラや成就法次第も多く、金剛頂経Sarvatathāgata-tattvasaṃgrahaṃ-nāma-mahāyāna-sūtraṃ『真実摂経』の発展系と見なされます。

１『秘密集会タントラ校訂梵本 The Guhyasamāja tantra : a new critical edition』

松長有慶・編著
東方出版 1978年刊行

Guhyasamāja tantra（グフヤサマージャ・タントラ)の最新の校訂サンスクリット原典です。国内で書籍として入手可能な最新の校訂版。絶版で再刊未定。（未使用だが、本頁やや退色、カバー経年のシミ数ヶ所、やや角折）消毒済

２『秘密集会タントラ和訳』
松長有慶・訳編著
法蔵館 2000年刊行

著者のサンスクリット原典によりつつ、註釈や釈タントラ、続タントラ、行法次第のチベット語文献を参照して詳細な和訳と解説がなされています。

〔追加文献〕『秘密集会タントラ概論』平岡宏一著・春秋社

dbyangs can dga bloヤンチェン・ガロのsa lamサ・ラムと呼ばれる『吉祥秘密集会聖者流と随順する密教の地道の構造の妙徳なる善説の桟橋』（略称『聖者流と随順する密教の十地・五道』、通称『秘密集会タントラ概論』を、複数の註釈や関連文献を引きつつ、聖者流から観た秘密集会タントラの解釈を論述している。このサ・ラムはdGe-lugs-paにおけるGuhyasamāja tantraによる密教入門書であり、新たに平岡師により丁寧な和訳と解説がつけられている。巻末には影印が収録される。

梵文原典は未使用ですが、長期保管のためコンディションの変化にご理解下さい。愛宕山

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